2023年4月のフィリピンの自動車販売台数、前年同月比21.8%増
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フィリピン自動車メーカー協会(CAMPI)とトラックメーカー協会(TMA)によると、2023年4月の総販売台数は30,643台であり、3月2023年に比べて17%減少しましたが、4月は季節的に需要が低い月です。
商用車の販売台数は前年同月比で23.5%増加し、乗用車の販売台数も16.9%増加しました。
トヨタ自動車フィリピン(TMP)は、乗用車の販売台数が前月比で27%減少したにもかかわらず、4月の市場シェア46%を維持しました。
このデータは1つの単一のデータポイントであり、自動車産業にとって4月は季節的に需要が低いため、大きな懸念はありません。
また、過去5年間に比べて2023年の自動車販売は単位販売台数で大幅に増加しており、安定したフィリピンペソが今年を支えるでしょう。
原材料費も今年は緩和される見通しであり、これによってGTCAPのトヨタ自動車フィリピン(TMP)の利益率が向上するでしょう。
ただし、市場はこのニュースに少し驚くことが予想されますが、これは買いの機会として利用できるでしょう。GTCAPは回復する自動車部門への投資対象であり、目標株価は650ペソです。
本記事は、ABキャピタル証券の5月22日レポートの一部を参照しています。
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