インタビュー記事：セブの財閥ディベロッパーDurosの創業者・CEOにインタビューしてみた

インタビュー記事

2023.09.6

はじめに

セブにおける不動産業界は、その急速な発展と魅力的なプロジェクトで注目を浴びています。

今回の対談では、セブを拠点とする大手不動産ディベロッパー、Duros Landの創業者でCEOであるリトさんと、そのビジョン、プロジェクト、そして成功の秘訣について詳しくお話を伺いました。

Duros Landがどのようにして30年以上にわたり業界で成功し、未来に向けてどのような展望を抱いているのか、ご紹介いたします。

不動産業界への洞察とDuros Landの素晴らしい成果について、共に探求していきましょう。

対談内容

インタビュアー（家村）: 皆さん、こんにちは。GSRの家村です。今日は、セブの大手ゼネコンおよび不動産ディベロッパー、Duros Landの創業者でCEOのリトさんとのインタビューを行います。リトCEOさん、よろしくお願いいたします。

[リトCEO]: こんにちは、家村さん。こちらこそよろしくお願いします。

Q: まず、Duros Landについて教えていただけますか？Duros Landの歴史やビジョンについて教えていただけますか？

[リトCEO]: もちろんです。Duros Landは約30年前、建設業からスタートしました。

道路建設などのプロジェクトを手がけ、その資金を元に土地を買い始めました。現在、400ヘクタール以上の土地を所有し、不動産ディベロッパーとしての事業を2010年にスタートしました。

最初のプロジェクトはウッドラウンドで、これが当社の不動産事業のスタートとなりました。また、教育機関や建設資材供給など、事業を多様化させています。

Q: Duros Landの強みについて教えていただけますか？

[リトCEO]: もちろんです。当社の強みは、建設と不動産の両方を手掛けていることです。

これにより、建設プロジェクトの品質や工期を厳密に管理できます。また、土地を大規模に取得し、独自に開発計画を立てることができます。これにより、柔軟性と品質管理の向上が実現します。

Q: なるほど、建設と不動産開発の統合が強みなんですね。具体的なプロジェクトについて教えていただけますか？

[リトCEO]: 現在、ワンテックトナと呼ばれるコンドミニアムプロジェクトが進行中で、ほぼ完成に近づいています。また、ホテル事業も展開中で、ホテルコンドミニアムとして運営されています。

Q: 非常に興味深いですね。また、経済特区構想についても教えていただけますか？

[リトCEO]: もちろんです。免税などの経済特区の特性を活かし、中長期的な計画を持っています。

この地域は国際空港へのアクセスが良く、新しい港も建設中です。これにより、交通のハブとして発展が期待されます。経済特区として、外資を誘致する取り組みも行っており、将来的にさまざまな業種の企業が進出することを期待しています。

Q: 素晴らしい計画ですね。最後に、Duros Landの将来についてどのような展望がありますか？

[リトCEO]: Duros Landは今後も不動産開発とホスピタリティビジネスの拡大を進めていきます。

セブでのプロジェクトを成功させ、国際的な注目を集めることを目指しています。そして、地域経済の成長に貢献し、コミュニティに価値を提供することが私たちのビジョンです。

家村: ありがとうございます、[リトCEO]さん。Duros Landの素晴らしいビジョンについてお話いただき、貴重な情報を共有していただきました。

この対談では、セブの不動産ディベロッパー、Duros Landの[リトCEO]さんとの興味深い対話を通じて、彼らの歴史、強み、プロジェクト、そして将来の展望について詳しく知ることができました。Duros Landはセブでの不動産開発とホスピタリティビジネスの成長を続け、地域経済に貢献し、コミュニティに価値を提供する使命を担っています。

まとめ

Duros Landはセブの不動産ディベロッパーで、30年以上にわたり建設と不動産開発の両方を手掛けてきた。
その強みは、建設と不動産開発の統合にあり、品質管理と工期管理が優れている。
現在、ワンテックトナーと呼ばれるコンドミニアムプロジェクトやホテル事業を展開中で、将来的にはホスピタリティビジネスの拡大を計画している。
エコノミーゾーンの開発も進行中で、国際空港や新しい港へのアクセスが魅力的で、外資の誘致も行っている。
Duros Landのビジョンは、地域経済の成長への貢献とコミュニティへの価値提供であり、将来的に国際的な注目を集めることを目指している。

このインタビューを動画でご視聴になりたい方は、以下のユーチューブの動画をご覧ください。

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家村均

一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティング　エグゼクティブディレクター

慶応義塾大学経済学部卒業後、東急電鉄に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。（約15年）
その後は、コンサルティングファーム（アクセンチュア・ユニシス）や投資ファンド（三菱UFJキャピタル）などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施。現在、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産の販売やフィリピンへの事業進出のアドバイスを行っている。