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フィリピンのカジノ産業収益が過去最高に?

ニュース記事

フィリピンのカジノ産業は、パンデミック前の水準に戻り、年末まで成長を続ける見込みであると、フィリピンアミューズメントアンドゲーム公社(PAGCOR)が発表しました。

フィリピンのカジノ売上(GGR)が2019年の最高水準に近づいています。

従来のハイローラーやジャンケットの多くがまだ完全に戻っていないにもかかわらず、国内プレイヤーと新たな観光客の増加がその空白を埋めています。

2023年6月末までの業界全体のGGRは前年比で49%増の1,363.7億ペソでした。PAGCORは年末までに業界が272.74億ペソの収益を生み出すと予想しています。2019年のGGRは248.47億ペソでした。

PAGCORは、娯楽、旅行、エンターテイメントへの需要の増加が今後のギャンブル業界の成長を支えるだろうとし、パンデミック関連の制限の緩和も、ギャンブル活動への需要を高めています。さらに、パンパンガ州のクラークにおけるリゾートの開発も業界の成長を促進するとしています。

クラークは、これからの10年で、ギャンブルと観光の中心地になる予定です。インフラが整備され、周辺の観光スポットがあり、新しい建物と新しい商業地区があちこちで開発されています。

また、PAGCORは収益を増やすために業界の近代化を推進しようとしています。来年1月までに3,000台の新しいスロットマシンの導入を計画し、これにより、5年間で少なくとも180億ペソの収益を生み出すと予想しています。

フィリピンの重要産業に育ちつつあるカジノ産業ですが、コロナで大きな打撃を受けましたが、未だ中国をはじめとするインバウンド観光客の戻りが不完全な中、国内需要で2023年は過去最高の売上水準になりそうです。

Bloomberyなどカジノ関連企業は注目ですね。

本記事は、下記ニュースを要約したものに、投稿者の意見や見方を加筆したものです。

https://www.bworldonline.com/corporate/2023/11/06/555517/gaming-revenues-now-back-at-pre-pandemic-levels-pagcor-says/

家村 均