フィリピン政府がGDPの内訳と各地域の経済規模を初めて発表
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フィリピンの国家統計局 (PSA) は、首都圏 (NCR:National Capital Region) を除くほとんどの高度都市化市 (HUC:highly urbanized cities) の経済成長が2022年に国家国内総生産 (GDP) を上回ったと発表しました。プエルト・プリンセサ市が牽引役となりました。
PSAは初めて、NCR 以外の 17 のパイロット地域の地方生産勘定 (PPA:Provincial Product Accounts) の結果を発表しました。PPA は、各地域の GDP を集計するための仕組みです。2023 年 11 月から 12 月にかけて、82 の州と 17 の HUC を対象としています。
PPA 指標によると、2022 年の経済成長率が最も高かった高度都市化市はプエルト・プリンセサ市で、14.7% 増でした。次いでタクローバン市が 13.8% 増、ラプラプ市が 13.2% 増でした。
2022 年の国家 GDP に占めるシェアでは、ダバオ市が 2.5% と最も高くなっていました。セブ市、カガヤンデオロ市、バギオ市がそれぞれ 1.5%、1.3%、0.8% と続いています。
HUC は NCR と比較して拡張の余地が多く、資源も豊富にあるため、高い経済成長が期待されています。
一方で、持続的な成長のためには、人口増加と雇用機会の維持、環境悪化の防止などの問題に対処するために、テクノロジーとイノベーションの力を活用する必要があるとされています。
2022 年のフィリピン全体の GDPは 7.6% 伸びました。これは 1976 年の 8.8% 以来の高い経済成長率でした。2023 年の GDP成長率 は 5.6%でした。
本記事は、下記ニュースを要約したものです。
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