フィッチ・フィリピン経済2024年見通し6.4%で東南アジアでトップ
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信用格付機関フィッチ・レーティングスによると、フィリピン経済は2024年、東南アジアで最も速い成長を遂げると予想されています。
GDP成長率は6.4％と、ベトナム（6.3％）、インドネシア（5％）、マレーシア（4.2％）、タイ（3.8％）、シンガポール（2.3％）を上回ると見込まれています。
この成長は、インフラへの大規模な投資、貿易・投資の促進に向けた改革、民間と公共のセクターが連携する事業（PPP）の推進などによって支えられます。
フィッチ・レーティングスは、中期的にもフィリピンのGDP成長率は6％以上を維持すると予想しています。2025年のフィリピンのGDP成長率は6.5％と、ベトナムと並んで地域で最大になると見込まれています。
インフレ率は、2024年に4％、2025年に3.5％と予想されています。これは、中央銀行の目標値である2～4％の範囲内に収まります。
ただし、世界経済の減速、米国金利の上昇、エネルギー価格の高騰など、いくつかのリスク要因も存在します。
フィッチ・レーティングスは、フィリピン政府がこれらのリスクを適切に管理すれば、経済成長を維持できると考えています。
フィッチ・レーティングスは、今般フィリピンの「BBB」投資適格格付けを維持し、その見通しを「安定的」に据え置いています。
多くのアナリストが、フィリピンのGDP成長率は、おそらく今後10年間は6％程度で推移する可能性が高いと見ています。
本記事は、下記ニュースを要約したものです。
https://www.bworldonline.com/top-stories/2024/03/15/581940/phl-to-grow-6-4-this-year-fitch/
慶応義塾大学経済学部卒業後、東急電鉄に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。（約15年）
その後は、コンサルティングファーム（アクセンチュア・ユニシス）や投資ファンド（三菱UFJキャピタル）などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施。現在、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産の販売やフィリピンへの事業進出のアドバイスを行っている。
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