フィリピン、米国、日本、オーストラリア関係強化 〜中国への対抗強化〜
ニュース記事
フィリピン、米国、日本、オーストラリアは、中国のますます好戦的な姿勢に対処するために、防衛や安全保障以外の分野で連携を強化し、より強力な経済的な関係を構築する動きが出てきました。
この「クアッド(4か国)」は、世界的な潮流である「ミニラテラル」グループへ発展する可能性があり、インド太平洋地域に経済的繁栄をもたらすための貿易やインフラ投資、地域的なサプライチェーンの連携、エネルギー安全保障などに範囲を広げていく可能性があります。
ASEANを基盤とするアプローチが、南シナ海を含む地政学的・安全保障上の課題に対処するには不充分であると考えられ、新しいクアッドのようなミニラテラルグループの動きが出てきています。
米国、日本、オーストラリア、フィリピンは昨年、中国への対応として、クアッド安全保障対話を開始しました。これらの同盟国は、中国の台湾への攻勢に懸念を示しています。
中国はフィリピンの排他的経済水域での補給任務を水砲で妨害するなど、フィリピンとの緊張関係が悪化している一方、フィリピンは中国との一連の鉄道プロジェクトへの中国からの資金提供を取り消しました。
中国はフィリピンの輸入の最大の供給国で、米国はフィリピンの最大の輸出先です。
本記事は、下記ニュースを要約したものです。
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