割安財閥株アボイティス(AEV) 〜自社株買い実施〜
ニュース記事
アボイティーズ・エクイティ・ベンチャーズ (AEV) の株価は先週、持ち株の一部売却と自社株買い戻しにより小幅上昇しました。年初来では、12月29日の44.60ペソから13%下落しています。
AEVの株価上昇は主に売買フローに起因しています。6/17に、Aboitiz Equity Venturesは Ayala Land, Inc. (ALI) との株式売却取引を発表し、Ayala Landは、AEVとAboitizLandがセブの不動産企業 (Cebu District Property Enterprise) を保有していた50%の株式を取得しました。
投資家は今回の株式売却を、AEVが得た資金を今後のプロジェクトに充当できるとしてポジティブに評価するかもしれない一方で、この売却がAEVの将来の収益に悪影響を与える可能性があると認識するとの見方もあり、投資家からの反応は好悪半ばです。この売却は資源の再配分という点では戦略的かもしれませんが、セブ地域におけるAEVの長期的な成長については疑問を投げかけています。
売却合意後、Aboitiz Equity Venturesは3回連続で自社株買いを行いました。AEVは余剰資金を使って、38.40ペソから39.25ペソで6億6千万株を買い戻しました。同社は4月25日の別の開示情報の中で、この買い戻しプログラムは同社の市場ポジションを最適化することを目的としていると述べています。これらの取引が先週の同社株に対する市場センチメントに好影響を与えたようです。
自社株買いは、通常、企業が強固なバランスシートを持ち、将来の成長を期待していることを示唆しており、投資家センチメントに好影響を与え、株価を下支えします。自社株買いプログラムに関連する取引は、第1四半期の業績と通期の見通しに対するポジティブな見通しを考えると、投資家センチメントを高める可能性があります。
Aboitiz Equityは、1月から3月までの純利益が前年同期比22.38%増の49億ペソとなり、連結売上高は8.98%減の691億ペソでした。
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