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フィリピン株式市場の展望:7,500からのさらなる上昇余地

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フィリピン市場の展望:7,500からのさらなる上昇余地

フィリピン株式市場は、2023年において非常に良好なパフォーマンスを示しており、YTD(年初来)で17%の上昇を記録しています。この結果、ASEAN地域の中でもトップパフォーマーとなっています。現在、フィリピン市場は7,500というインデックスレベルに達しており、年末目標である7,500はすでに達成されました。しかし、市場はさらなる上昇余地を持っており、12ヶ月後のインデックスターゲットである8,500への道筋が見えています。

市場のコンセンサスと個別株の動向

Bloombergによると、現在のコンセンサス12ヶ月インデックスターゲットは8,354となっており、これは今後の市場成長が期待されることを示しています。市場全体が好調である中、特定の個別株にも注目が集まっています。以下に、Bloombergのコンセンサスボトムアップターゲットに基づく、各銘柄の上昇余地をまとめます。

GTCAP(GT Capital Holdings, Inc.)、SMPH(SM Prime Holdings, Inc.)、JFC(Jollibee Foods Corporation)、CNVRG(Converge ICT Solutions, Inc.)、SM(SM Investments Corporation)、BDO(BDO Unibank, Inc.)

これらの株は、いずれも二桁の上昇余地を持っているとされています。特に、GTCAPやSMPHは市場全体の成長とともに安定した収益を期待できる銘柄です。

中堅株の動きと限られた上昇余地

一方、MONDE(Monde Nissin Corporation)やMBT(Metropolitan Bank & Trust Company)については、さらなる上昇が見込まれるものの、その上昇余地はやや限定的とされています。これらの株も市場の回復の恩恵を受けているものの、競争が激しい分野であるため、投資判断には慎重を要します。

まとめ:フィリピン市場の見通し

フィリピンの株式市場は、7,500というレベルで安定したパフォーマンスを示していますが、さらなる成長が見込まれています。特に、上記の個別株に注目することで、投資家は引き続き魅力的なリターンを期待できるでしょう。市場全体のコンセンサスと個別株の動向を見極めながら、今後の投資戦略を練ることが重要です。フィリピン経済の基盤が強固である限り、この成長は持続可能であり、投資家にとって良好な機会が広がっています。

本記事は、フィリピンの証券会社・ABキャピタル証券の20241008のレポート・ The Opening Bellから抜粋、要約したものです。

家村 均