比不動産開発大手アヤラ・ランド、2024年過去最高売上+2025年設備投資大幅拡大
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不動産開発会社アヤラ・ランド(ALI)は、2025年の設備投資(CAPEX)として950億ペソを計画しており、1,000億ペソ相当のプロジェクトを立ち上げる予定です。
この設備投資の内訳として、37%が住宅プロジェクト、25%が総合開発、23%が賃貸・ホスピタリティ資産、15%が土地取得および一般的な企業目的に充てられます。2024年の設備投資額846億ペソから増加しており、2024年には住宅開発に46%、総合開発に27%、賃貸・ホスピタリティ資産に15%、土地取得に12%が費やされました。
ALIは2025年に1,000億ペソ規模のプロジェクトを発表する計画で、そのうち800億ペソが住宅開発、200億ペソが商業・工業用地の開発に充てられます。2024年には805億ペソ相当のプロジェクトを立ち上げており、その64%がマニラ首都圏以外の地域で展開されました。
また、ALIは2025年に商業施設やオフィス、物流事業を含む賃貸資産を17万平方メートル以上増設・取得する計画です。これに伴い、ALIは資金調達を行う予定であり、規制当局への申請によると、最大750億ペソの資本をリテール債、社債、融資を通じて調達する方針です。750億ペソのうち250億ペソが借り換えに充てられ、残る500億ペソについては、実際にはそれほど多く借り入れる必要はなく、おそらく300億ペソ程度にとどまる見込みで、銀行融資と資本市場を半々で活用する計画です。
2025年の業績目標として、ALIは国内総生産(GDP)の2倍の成長率を目指しています。2024年のALIの純利益は前年比15%増の282億ペソとなり、売上高は前年比21%増の1,807億ペソに達し、2023年の1,489億ペソを大きく上回りました。不動産開発事業の売上は22%増の1,129億ペソとなり、特に住宅および分譲販売の好調が寄与しました。住宅部門の売上は23%増の949億ペソとなり、すべてのブランドで強い需要が見られました。
また、商業用・工業用地の売上も34%増の146億ペソとなり、特にマニラ首都圏外での需要が拡大しました。住宅販売予約は12%増の1,271億ペソに達し、特に高級住宅ブランドのアヤラランド・プレミアおよびアルべオの売上が25%増の808億ペソとなり、全体の64%を占めました。
賃貸およびホスピタリティ事業の売上も9%増の456億ペソとなり、ショッピングセンターとオフィスの賃貸収益がそれぞれ9%増の230億ペソ、129億ペソとなりました。ホテル・リゾート事業の収益は11%増の97億ペソに達しました。
さらに、ALIは不動産投資信託(REIT)AREITに対し、210億ペソ相当の資産を投入する予定です。これは、株式との交換による資産譲渡(プロパティ・フォー・シェア・スワップ)によるもので、AREITのポートフォリオ拡大を図る狙いがあります。
https://www.bworldonline.com/corporate/2025/02/21/654680/ali-plans-p95-billion-capex-for-this-year/
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