ブルームベリー、オンラインカジノ事業を開始予定
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ブルームベリー・リゾーツ・コーポレーションは、新たな事業分野への参入を目指し、5月末までに新しいオンラインゲーミング事業を開始する予定です。同社のエンリケ・K・ラソン・ジュニア会長兼CEOは、木曜日の年次株主総会で、「現在システムは稼働しており、5月末から6月初旬にかけて本格的なローンチを迎える見込みです。オンライン事業は現在、広範なテスト段階にあります」と述べました。
ラソン氏は、この新しいオンライン事業が利益と収益の押し上げに貢献するとも語りました。「当社のオンライン事業を積極的に追求する戦略は、失われた収益を回復させるための手段です」と説明しています。
ブルームベリーは2024年の年次報告書において、タンコ氏が率いる上場ゲーミング企業であるデジプラス・インタラクティブ・コープ傘下のBingoPlusなどの電子ゲーミング企業と競合するための新しいオンラインプラットフォームを開発していることを発表しました。
ブルームベリーのSolaireブランドおよびその他の企業は、パンデミック中にフィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)からオンラインゲーミングウェブサイトを通じて賭けを受け付ける許可を得ています。同社は2021年4月に独自のSolaire Onlineを開始しました。
ブルームベリーは、Solaireは、フィリピンおよびアジア全域で獲得したマス顧客とVIP顧客、ならびに優れた製品と卓越したサービスを通じて、競合他社に対して効果的に競争し続けることができると確信しているとしています。
また、ラソン氏は、昨年5月に開業したSolaire Resort Northが、運営の立ち上げが進むにつれて早期に収益化することを望んでいます。「Solaire Northの立ち上げは非常に順調に進んでいます。毎月改善しています。いつ収益化できるかは正確には言えませんが、着実に近づいています。できるだけ早く収益化したいと考えています」と述べました。
ブルームベリーの2024年の純利益は、減価償却費と支払利息の増加により、73%減の26億ペソとなりました。一方、総ゲーミング収益は、Solaire Resort Northからの新たな貢献により、6%増の617億ペソとなっています。
総評
ブルームベリーはオンラインゲーミング事業への参入により、新たな収益源の確保と事業の多角化を図っています。既存のSolaireブランドの強みを生かし、オンライン市場での競争力を高めることができるかが今後の焦点となります。Solaire Northの収益化の進捗と合わせて、同社の成長戦略の実現に注目が集まります。
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