ブランデッドレジデンスの価値とは?
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近年、世界的に高級不動産への需要が高まる中で、「ブランデッドレジデンス(ブランド付き住宅)」が注目を集めています。これは、ホテルグループやファッションブランド、ラグジュアリー自動車メーカーなどの世界的ブランドと共同開発された住宅で、ブランドのデザイン基準やサービス品質が物件に反映されている点が特徴です。フィリピンでもこの動きは加速しており、特にマカティやBGCなどの都市部や、セブなどのリゾート地では、上質なライフスタイルを求める富裕層や外国人を中心に人気が高まっています。
ブランド力によって物件は信頼性とステータスを獲得し、市場での差別化に成功しています。その結果、販売価格や賃料が相対的に高く設定されることが多く、投資家にとっては資産価値の上昇や売却時の高値が期待できる点が魅力です。
また、ブランドの厳格な品質基準を満たす必要があるため、設計や内装、サービスのレベルは非常に高く、ホテルのような暮らしが可能です。たとえばコンシェルジュやバレーサービス、24時間対応のセキュリティ、スパやフィットネス施設、ブランドならではのデザインなどが整備され、富裕層や駐在員のニーズに応える仕様となっています。
さらに、プロフェッショナルな管理体制も大きなメリットです。ブランド自身や提携の管理会社が物件を管理・運営するため、空室対策や設備のメンテナンスが徹底されており、特に外国人投資家やOFW(フィリピン人海外労働者)のオーナーにとっては安心材料となります。
立地面でも魅力があり、多くのブランデッドレジデンスは都市の中心業務地区(CBD)や観光地、計画都市(マスタープランで開発されて街)などの一等地に建てられるため、安定した賃貸需要が見込まれます。例えばマカティやオルティガスでは同等スペックの非ブランド物件と比べて家賃が高く設定されており、セブやタガイタイなどでは短期滞在型の高収益も狙えます。ブランドの知名度はAirbnbなどの短期レンタル市場でも有利に働きます。
また、経済的に不安定な時期にも一定の価値を保ちやすい点も見逃せません。世界的なブランドとの提携があることで、他の物件よりも市場の冷え込みに強く、信頼性の高い資産として機能します。
供給が限定的である点も魅力のひとつです。ブランデッドレジデンスは多くの場合、立地やブランド戦略の関係でユニット数が限られており、希少性が価格と価値を支える要因となっています。長期的には、グローバルな投資家の需要に支えられながら、資産価値の維持・向上が見込まれることから、資産分散や富の保全を目的とする投資家にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。
総じて、日本人個人投資家にとって、ブランデッドレジデンスは「ラグジュアリーな居住空間」と「安定した不動産投資」を両立させる手段といえます。現地に頻繁に行けない方でも、ブランドによる管理体制で物件の品質や収益性が保たれるため、特に海外不動産投資初心者にとってもリスクを抑えやすい選択肢です。加えて、フィリピンの経済成長やインフラ・都市開発が進む中で、希少性・ブランド力・立地の三拍子が揃った物件は、長期的な資産形成において非常に有効なポートフォリオの一部となる可能性があります。
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