マニラWEST ZONEの水供給会社Maynilad IPO
ニュース記事
WEST ZONEの水供給会社であるMaynilad Water Services, Inc.が、証券取引委員会(SEC)から販売許可を取得し、IPOの申込み期間を開始しました。最終の公募価格は1株あたり15ペソに設定され、公募株式数は16億6千万株、First Pacific Co. Ltd.に割り当てられたプライマリー株式は2490万株です。これにより、最大で343億ペソの資金調達が見込まれています。応募期間は10月23日から29日までで、株式は11月7日にフィリピン証券取引所のメインボードにMYNLD銘柄コードで上場予定です。
オーバーアロットメントとして2億4905万株、アップサイズオプションとして3億5470万株が追加発行される可能性があります。調達資金は、Mayniladの資本支出や一般的な企業目的に使用される予定です。
引受証券会社は、国内主幹事のBPIキャピタルと国際引受けのHSBC、モルガン・スタンレー、UBSなどです。主要なコーナーストーン投資家として、国際金融公社(IFC)、アジア開発銀行(ADB)、および国内外の複数の投資家が参加しています。
市場関係者は、合理的な価格設定と安定的なビジネスモデルとして、投資家の関心を集めると見ています。MayniladはMetro Pacific Investmentsの子会社で、First Pacific Co. Ltd.の3つのフィリピン子会社のうちの1つです。
総評:
MayniladのIPOは、フィリピンの水事業における重要な資金調達イベントです。合理的な価格設定と大手投資家の参加により、安定したスタートが期待されます。同業のManila Waterの株価には一時的な影響があるものの、市場全体の見通しは堅調です。
- GCashの株式分割をSECが承認 〜IPOに向けた重要な一歩〜 - 10/30/2025
- 元サン・ライフ・フィリピン社長、ABキャピタルの取締役に就任 - 10/30/2025
- 2030年、フィリピンのジェネレーション・アルファは人口の27%を占め、アジア最大の消費者市場へ - 10/30/2025