フィリピン最大REIT(不動産投資信託)AREITが新たな大型資産を組み入れ
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不動産投資信託(REIT)のAREITは、フィリピンの不動産開発会社であるAyala Land, Inc.(ALI)との約225億ペソ相当の不動産交換をSEC(証券取引委員会)の承認を受けて実行することが決まりました。
この合意の一環として、AREITは6億7600万株以上の新株を発行する予定で、これらの新株はALIとその関連企業に提供されます。
新株の価格は1株37ペソで、AREITは、この新株と引き換えに、マニラのマカティとアンヘレスシティにある4つのオフィスビルと2つの地域フラッグシップモールの所有権を獲得します。
SECの承認に続き、AREITの発行済み普通株式総数は大幅に増加し、17.7億株から23.7億株になります。この取引により、ALIはAREITの総発行済み株式の約66%を保有することになります。
新しい資産は、2023年第3四半期から安定した賃貸収入を生み出すことが期待されており、長期的な価値の増加の可能性もあります。
この取引の完了により、AREITの総賃貸可能面積(GLA)は863,000平方メートルに拡大し、MREIT、RCR、FILRT、DDMPRなどの他のREITを上回ります。
AREITは、国内で最大かつ最も多様化した商業REITの一つとして際立っており、97%以上の高い稼働率を維持しており、配当金を順次増加させることにコミットしています。
AREITは、既に3四半期で1.57ペソの株式配当を実施し、2023年の年
間配当は1株あたり2.10ペソに達する見込みで、配当利回り6.53%を提供します。
本記事は、下記ニュースを要約したものです。https://www.bworldonline.com/corporate/2023/09/25/547462/sec-identifies-qualified-projects-for-blue-bonds/
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