フィリピンのカジノ公社(PAGCOR)が民営化へ
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フィリピン財務省(DoF)は、フィリピン娯楽・ゲーミング公社(PAGCOR)のゲーミング運営を、PAGCORが規制機関に完全に転換する際に、民営化する準備を進めています。
PAGCORの準備が整い次第、事業評価鑑定を実施し、入札価格を設定していく段取りです。
当局は、2025年までに入札により資産を売却するタイムテーブルは、実現可能としています。
PAGCORは、カジノ運営業務を切り離し、完全な規制機関になる計画を発表しました。
この移行によって均等な競争条件を整え、すべてのゲーム業界のプレーヤーの将来の成長と持続可能性を確保することを目的としています。
財務省と一部の国会議員が、PAGCORのカジノ運営事業を切り離し、規制機関としての役割に専念することを推進してきました。
アカデミアからは、この決定は歓迎する声が多く、責任の線引きは、利益相反を避けるために重要であるとしています。
PAGCORの事業運営者と規制機関としての二重の役割が、他の企業にとって不利な条件を作り出したとの指摘もあります。
PAGCORは、ランドベースのカジノ、ビンゴ、電子ビンゴ、e-カジノゲーム、スポーツベッティング、e-ビリヤードなどフィリピン国内のすべてのゲーム運営を規制・管理しています。
現在、PAGCORは全国に42のリアルカジノと衛星を運営しています。
ゲーミング事業からのPAGCORの売上は600億ペソから800億ペソと言われています。
本記事は、下記ニュースを要約したものです。
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