マニラ電力(Meralco)の信用格付引き上げ by S&P
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マニラ電力(Meralco)の信用格付けがS&Pグローバル・レーティングによって「BBB」に引き上げられたことが報じられました。この「BBB」格付けは、Meralcoが財務上の義務を適切に履行できる能力を持っているものの、経済状況の悪化に対して脆弱であることを示しています。
S&Pは、Meralcoの財務状況が強固であり、規制された配電事業からの安定したキャッシュフローが今後12~24か月間続くとの見通しを反映して、Meralcoの長期発行者信用格付けを「BBB-」から「BBB」に引き上げました。
また、同社の発電事業に対する多額の資本支出にもかかわらず、Meralcoの財務比率が強固であり続けると予測されています。
具体的には、今後2年間で運転資金(FFO)から借入金への比率が39%から45%の間で維持されると見込まれており、これは以前の予測である30%を上回っています。
S&Pは、Meralcoが配電事業からの安定したキャッシュフローと、発電事業における利益率の改善から支援を受けるとしています。また、グローバル・ビジネス・パワー・コーポレーション(GBPC)との契約条件の改善や、国内予備市場からの追加収益も評価されています。
Meralcoは2024年に約1200億ペソ、2025年には300億から400億ペソの資本支出を計画しており、その中には配電ネットワークの強化と資産の更新のために年間230億から250億ペソの成長資本支出が含まれています。さらに、同社は今後2~3年で再生可能エネルギーを含む発電資産への投資を拡大する予定です。
https://www.bworldonline.com/corporate/2024/08/29/616693/sp-upgrades-meralcos-credit-rating-to-bbb/
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