2024年トップ10ファンド 1位はABキャピタル
ニュース記事
2024年、フィリピンの銀行や金融会社が運用する上位10の投資ファンドは、国内株式市場のベンチマークであるPSEi(フィリピン総合株価指数)の1.22%のリターンを大きく上回り、少なくとも6倍のリターンを記録しました。その中でも、ABキャピタル・エクイティファンドが22.47%のリターンを達成し、最も優れた成績を収めました。このファンドはABキャピタル・アセットマネジメントの株式投資責任者であるルイス・グレゴリオ・フランシスコ氏によって運用されています。
2024年のトップ10ファンドのうち、6つは高配当株に注力しており、配当収益と株価上昇の両面での成長が期待されています。また、10ファンドのうち7つは銀行によって運用され、残りは資産運用会社によるものでした。ATRAMトラストは2つのファンドがランクインした唯一の会社でした。
主なファンドとその特徴
ABキャピタル・エクイティファンド
リターン:22.47%
総資産:24.6億ペソ
主な保有株式:SMプライム(9.45%)、ICTSI(9.2%)、BDOユニバンク(8.97%)
セクター別配分:金融(27.68%)、サービス(22.95%)
メトロバンク・ハイディビデンド・ユニットペイングファンド
リターン:21.14%
総資産:36億ペソ
運用者:エレイン・ブダイ・パイソ氏(メトロバンク)
主な保有株式:メトロバンク(10.4%)、ICTSI(9.56%)、マニラ電力(9.26%)
ATRAMフィリピン持続可能発展・成長ファンド(Yユニットクラス)
リターン:18.62%
総資産:2.06億ペソ
持続可能な開発目標(SDGs)に関連する企業への投資を重視
主な保有株式:アヤラランド(8.94%)、ICTSI(8.38%)、コンバージ(7.82%)
ATRAMフィリピン持続可能発展・成長ファンド(Aユニットクラス)
リターン:17.61%
BPIウェルス・フィリピン・ハイディビデンド・エクイティファンド
リターン:11.89%
総資産:86.6億ペソ
ランドバンク・ハイディビデンド・エクイティファンド
リターン:11.76%
運用者:マ・ルルデス・デ・ベラ氏(ランドバンク)
RCBCトラスト・R25ディビデンド・エクイティファンド
リターン:11.47%
運用者:ロバート・ラモス氏(RCBC)
中国銀行ハイディビデンド・エクイティファンド
リターン:11.37%
運用者:メアリー・アン・リム氏(中国銀行)
フィリピンナショナルバンク・ハイディビデンドファンド
リターン:8.42%
運用者:ジョイ・ジャスミン・サントス氏(フィリピンナショナルバンク)
アジアユナイテッドバンク・エクイティ投資信託ファンド
リターン:7.56%
運用者:アンドリュー・チュア氏(アジアユナイテッドバンク)
まとめ
これらのファンドの好成績は、フィリピン中央銀行による金利引き下げと、高配当株への関心の高まりによるものとされています。特に、ICTSIやコンバージ、BDOユニバンクなどの企業が多くのファンドで上位の保有株式として挙げられています。上位ファンドの大半が、銀行が運用する高配当株ファンドで構成されており、株価上昇と配当の両方を追求する投資戦略が効果を発揮したといえます。
このコラムは、以下のニュースを要約したものです。
フィリピンへの投資を検討している方におすすめのセミナー
今、世界中の投資家やビジネスマンから最も熱い視線を注がれているフィリピンですが、
何故そんなに注目されているのか?
経済成長がすごいと聞いたが、実際どのくらいのポテンシャルがあるのか?
など、気になる方が多くいると思います。
そんなフィリピン経済の実態と、これからの成長見通しを詳しく解説している
フィリピンへの投資や進出を検討している方必見のセミナーを開催しております。
また、どんな時でも入国できて、期限関係なく住めて、仕事したり、遊んだり、
日本からたった4時間ちょっとで行ける、そして資産も持てる国フィリピンで、
永住権をお探しの方必見のセミナーも開催しています。
- GLOBEテレコム、国際提携と企業向け5Gネットワーク展開で株価上昇 - 01/15/2025
- フィリピン証券取引所がESGの向上を目指し、マイニング企業に対し、探査結果報告を義務付け - 01/15/2025
- 2025年フィリピンの経済成長に通しby Fitch, HSBS, BofA - 01/15/2025