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ホテル101ナスダック上場間近

ニュース記事

ダブルドラゴン社(DoubleDragon Corp.、証券コードDD)は、ホテル事業子会社であるHotel101 Global Pte. Ltd.が、2024年第2四半期中に米国ナスダック証券取引所で23億ドル規模の上場を予定していると発表しました。同社は、米国証券取引委員会(SEC)との上場に必要な要件を順調に進めており、今四半期中の上場を見込んでいます。

Hotel101 GlobalはJVSPAC Acquisition Corp.という特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じてナスダック上場を目指しています。報道によると、Hotel101 Globalは7月23日までにこの合併を完了する必要があるとされています。両社は2023年4月に合併契約を締結しており、当初は2024年後半に取引完了を予定していました。合併後の新会社は「HBNB」というティッカーシンボルでナスダックに上場する予定です。さらに、Hotel101 Globalは今年2月、米国証券取引委員会にForm F-4(外国企業による特定の証券登録のための申請書類)を提出しており、上場準備が着実に進んでいることを示しています。

DoubleDragonは、同社の子会社がナスダックに上場する初のフィリピン企業となる見込みであり、今回の上場は、DoubleDragonの収益、資産、自己資本の拡大につながるとともに、フィリピン経済への外貨流入を促す効果も期待されています。

また、DoubleDragonは今年、Hotel101のナスダック上場に加え、追加株式発行(エクイティ・フォローオン)および子会社であるCentralHubの不動産投資信託(REIT)の公開上場を通じて、総額513億ペソの新規資本調達を見込んでいます。同社は、小売施設のリース、オフィスリース、ホテル事業、産業用不動産リースなど、幅広い不動産開発事業を手掛けています。

Hotel101は、2050年までに世界中で100万室の運営ホテルルームを展開するという野心的な目標を掲げており、そのうち5万室をフィリピン国内で展開する計画です。

総評:

今回のHotel101のナスダック上場計画は、フィリピン企業として初めて子会社を米国の主要株式市場に上場させる画期的な動きであり、国際的な知名度の向上と資本調達力の強化につながる可能性があります。Hotel101のグローバル展開計画も非常に野心的で、長期的な成長戦略が明確である点は投資家にとって好材料といえるでしょう。ただし、株価が一時的に下落している点からも分かるように、市場は依然として不確実性を織り込んでいる可能性があり、今後の動向に注視が必要です。上場と事業拡大が予定通り進むことで、フィリピン経済全体にもポジティブな影響を与えることが期待されます。

https://www.bworldonline.com/corporate/2025/04/14/665621/hotel101-expected-to-list-on-nasdaq-this-quarter/

家村 均