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アボイティスパワー水力発電強化

ニュース記事

アボイティス・パワー(AP)は、政府が進めるCaliraya-Botocan-Kalayaan(CBK)水力発電施設の民営化入札で、パートナー企業と共に最高額となる362.7億ペソ(約6億4100万ドル)を提示し、落札しました。

CBKはフィリピンで唯一稼働している揚水式水力発電所であり、電力系統の安定性確保や調整力の観点からも戦略的に重要な施設です。今回の買収により、総発電容量796MWの水力資産が追加され、同社の水力ポートフォリオは一層強化されます。設備1MWあたりの取得コストは80万ドル程度と、推定される代替建設コスト(210万ドル)を大きく下回り、資本効率の高い投資となっています。

すでにAPは595MWの水力資産を保有しており、今回の取得でフィリピン国内における有数の水力発電事業者としての地位を確固たるものとします。また、同社の総持分発電容量は約5GWに近づいています。2025年後半には1.1GW分の新規供給契約が稼働予定であり、上期に集中したメンテナンス由来の運転停止の影響も緩和される見込みです。

さらに、クロマイトガス案件やEERIユニット3(425MW)の稼働も控えており、今後の収益回復に寄与することが期待されます。これらの成長要素と安定した配当利回りを背景に、ABキャピタルのアナリストは、目標株価を51ペソとし、アウトパフォーム評価を再確認しています。

総評:


CBKの取得は再生可能エネルギー分野におけるAPの競争力を一段と高める戦略的な一手です。資産効率に優れた買収価格と今後のプロジェクト稼働により、収益性の回復が見込まれます。安定配当と成長見通しを兼ね備えた銘柄として、投資妙味が高まっています。

本記事は、フィリピンの証券会社・ABキャピタル証券の20250715のレポート・ The Opening Bellから抜粋、要約したものです。

家村 均