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世界を席巻するジョリビー・フーズ、記録的な収益性と成長の軌跡

ニュース記事

フィリピン発の世界的外食企業であるジョリビー・フーズ(JFC)が発表した最新の決算報告は、同社がグローバル市場において極めて力強い成長を遂げていることを改めて印象づける内容となりました。2025年度の通期売上高は前年比13.0%増の3,051億フィリピンペソに達し、当初の予測であった2,912億ペソを大きく上回る結果となりました。この躍進を支えたのは、システム全体の売上高が16.6%という高い伸びを記録したことや、世界各地で積極的な店舗展開を継続したことにあります。

特に注目すべきは、第4四半期における目覚ましいパフォーマンスです。同期の売上高は前年同期比9.8%増の809億ペソとなりましたが、それ以上に市場を驚かせたのは営業利益の伸び率です。営業利益は前年同期比で41.9%増の41億ペソへと急増し、JFCの歴史の中で最も好調な第4四半期となりました。これは売上の拡大に伴って収益性が向上する「オペレーティング・レバレッジ」が効果的に機能していることを示しており、同社の経営基盤がより強固なものになっていることが伺えます。

地域別の動向を見ても、その勢いはフィリピン国内に留まりません。国際部門の売上高は27%増と突出しており、特にベトナム、北米、そして欧州・中東・アフリカ(EMEAA)地域が成長を牽引しています。一方で、2025年度の純利益については、資金調達コストの上昇や税引前利益に関連する引当金の影響を受け、前年比5.4%増の109億ペソに留まりました。これは事前の予測をわずかに下回る結果となりましたが、本業の儲けを示す営業利益の劇的な改善が、その懸念を十分に補っていると言えるでしょう。

今後の見通しについても、同社は非常に強気な姿勢を崩していません。2026年度に向けては、新たに1,200店舗から1,300店舗の新規出店を計画しており、売上高で8~12%、営業利益で15~18%の成長を目指すというガイダンスを提示しています。世界的なインフレや金利上昇といった不安定な経済環境の中にありながら、効率的な運営と攻めの出店戦略を両立させる同社の勢いは、今後も世界のファストフード業界における大きな注目点となるに違いありません。

総評:

JFCは売上高の拡大だけでなく、営業利益率の大幅な改善に成功しており、経営の質が向上していることが分かります。純利益こそ予測を下回りましたが、国際市場での圧倒的な成長スピードは同社のブランド力の高さを裏付けています。積極的な新規出店計画を掲げる2026年も、世界的なプレゼンスをさらに高める飛躍の年となるでしょう。

本記事は、フィリピンの証券会社・ABキャピタル証券の20260312のレポート・ The Opening Bellから抜粋、要約し、筆者のコメントや考えを加えたのです。

家村 均