フィリピン株の買い方とは?現地の証券会社のメリットについても解説
投資
目次
◉フィリピン株について
経営や財務がしっかりしていて、コロナで割安になっているフィリピン主要企業の株をに投資して、アフターコロナで経済が回復してきているフィリピンの高度経済成長の波に乗っていくという長期投資戦略が、フィリピン株投資では有効だと考えられています。まさにタイムマシーン投資がフィリピン株の醍醐味ですね。
◉フィリピン株の買い方について
フィリピン株の買い方としては、以下の方法が有効と考えられます。
◎フィリピンは長期経済成長の波に乗る長期投資
◎国の経済成長を取り込んでいく基幹産業でポートフォリオを組む
◎フィリピン株総合指数(PSEi)採用30銘柄や10大財閥銘柄を買う
◎10万円程度で主要株が全部買える
◎ドルコスト平均法も有効
◎高配当有力銘柄も多数あり
◎具体的にどのようにフィリピン株を買うのか
◎フィリピンは長期経済成長の波に乗る長期投資
「フィリピン株について」の項目で書きましたタイムマシーン投資が、フィリピン株の買い方の基本と考えられます。
世界でも最長に続くと言われるフィリピンの人口ボーナス、あるいは英語力やフィリピン人材の強みを生かした産業、つまりBPOやOFWによって、フィリピン経済は超長期で成長していくと見られています。
その国の株式市場は、その国の経済成長と密接に関連するわけですから、経済成長ポテンシャルの高いフィリピン株式への投資は、基本的に、国の成長の波に乗っかっていくというシンプルな長期投資が良いのではないでしょうか。
◎国の経済成長を取り込んでいく基幹産業でポートフォリオを組む
国の経済成長を取り込んでいく基幹産業でポートフォリオを組んで、長期保有し配当金を再投資していくという極めてわかりやすくシンプルな手法です。
では、何がフィリピンの基幹産業なのでしょうか?
これは、日本やアメリカなどの先進国とは、大きく異なります。
なぜなら、今のフィリピンの経済成長ステージは、日本の高度経済成長期だからです。
日本の高度経済成長を牽引したのは、自動車・電気製品などの製造業の輸出、東京から神奈川、千葉、埼玉などの郊外へ住宅開発が拡がるスクロール化現象とそれに伴う様々なインフラ整備の実施、そしてこれら成長企業や分野に資金を提供する銀行。
そして忘れてならないのが、今では想像しがたいのですが、当時の日本では、国の経済や企業の業績が上がることに伴い給与が増加し、消費が活性化したのです。
フィリピンの経済成長も基本的には同じです。
唯一違うのが、日本の場合には、輸出型製造業でしたが、フィリピンは、人材とITサービスです。
アメリカを中心に欧米の英語圏の国から多くのビジネスがフィリピンに移行しています。
これが、ビジネスプロセスアウトソーシング・BPOと言わる産業で、サービスは多岐に渡っています。
コールセンター、システム開発、財務・経理、ビッグデータ解析、オンライン英会話などなどです。
その他は、日本の高度経済成長モデルと同じです。
となると、フィリピンのどの企業の株を買えば良いのかが見えてきます。
銀行、不動産、小売、インフラなどの企業群です。
これらがフィリピンの基幹産業です。
◎フィリピン株総合指数(PSEi)採用30銘柄や10大財閥銘柄を買う
ポートフォリオについては、日本でいう日経平均のようなフィリピン株総合指数(PSEi)に採用されている30銘柄を買うとか、フィリピン経済の中で、強大な力をもつ10大財閥銘柄を買うという方法です。
ちなみに10大財閥はインデックス30銘柄の中に含まれますので、インデックス30銘柄に投資すれば10大財閥を買っていることになります。
そして、前項で説明しました基幹産業が、まさにこのPSEi採用企業であり、財閥なのです。
◎10万円程度で主要株が全部買える
フィリピン株は、各銘柄の最低購入価格が低いため、PSEi採用30銘柄を全部買っても、30万円程度、10大財閥を全部買っても10万円程度なので、低予算から始めることができます。
つまりどなたでも簡単に実践できます。
投資のセオリーとして、分散投資という考え方があり、これがポートフォリオの構築と同じ意味です。
つまり様々産業分野に分散して投資することにより、リスクを抑えながらて、適切なリターンをとっていける可能性が高まるのです。
そういった意味で、個別株が数千円から2万円程度でかえるフィリピン株は、非常に分散投資がしやすいのです。
◎ドルコスト平均法も有効
最低単位で主要銘柄を毎月買っていく、いわゆるドルコスト平均法によりリスク分散を図るという方法も有効です。
分散投資の考え方で、もう一つ加えなければならない考え方が、時間分散です。
株価は常に動きます。
どの会社が、基幹産業に属する投資したい良い会社かわかっても、いつ買うかによって投資リターンが変わってくるわけです。
理論上は底値で買うのがベストですが、これを再現性を持って行うことは難しいです。
そこで、基本的な投資セオリーでは、できるだけタイミングを分けて投資するドルコスト平均法が有効と言われています。
◎高配当有力銘柄も多数あり
また、キャピタルゲインだけではなく、フィリピン株式市場には高配当の有力銘柄もたくさんあり、配当利回りが10%前後の優良銘柄もあります。こういった高配当銘柄や高配当の優先株、社債、国債などのポートフォリオに組み込むことによって長期安定的な運用ができるのではないでしょうか。
フィリピン株には、多くの高配当優良銘柄が存在します。
インフラ関連銘柄、通信銘柄、不動産投資信託(REIT)、一部財閥銘柄、銀行銘柄などです。
そして、これら高配当銘柄は、高配当をえるだけではなく、フィリピンの経済成長を牽引していく企業ですから、大きな値上がりも同時に期待できるのです。
◎具体的にどのようにフィリピン株を買うのか
以下の手順で進めていきます。
- 現地の証券会社に証券口座を開設する
- 資金を送金する
- 株の情報を取得し、売買する
フィリピン株が不動産と大きく違うのが、まとまった資金が必要ないことです。
フィリピンの主要銘柄は、数千円で買えますので、それぞれの方の予算に応じて、どなたでも始めることができます。
1〜3のステップは、現地の証券会社と提携している日本の会社に相談すれば、簡単に手続きできます。
フィリピン現地の証券会社のメリット
日本の証券会社でもフィリピン株を取り扱う証券会社は、存在しますが、フィリピン現地の証券会社に口座開設するメリットは以下の点になります。
◎約300銘柄の全上場株を買うことができる
◎売買手数料が安い
◎約300銘柄の全上場株を買うことができる
フィリピンには、約300の企業が株式市場に上場しています。基本的に日本の証券口座では、主要銘柄のみを扱っている場合が多いです。
日本の証券口座で取り扱っていない銘柄でも、ポテンシャルの高い良い銘柄がたくさんありますので、現地の証券会社に口座を持つメリットは大きいです。
◎売買手数料が安い
株式を売買する際には、手数料がかかります。
フィリピン現地の証券会社で株を購入する場合には、証券会社への手数料、VAT(消費税)、フィリピン証券取引所への手数料、フィリピン決済機関への手数料などがかかり、投資金額の0.6%程度の費用が発生します。
日本の証券口座での売買の場合には、米国株などのメジャーな外国株ではないので、追加コストがかかりますので、証券会社によって違いはありますが、おおむね3倍から4倍の手数料がかかる場合が多いのと、少額の取引でも数千円の最低手数料がかかる場合があります。
まとめ
本記事では、フィリピン株の買い方について、以下のポイントを記載しました。
フィリピン株全体の魅力について
フィリピン株の買い方について
◎フィリピンは長期経済成長の波に乗る長期投資
◎国の経済成長を取り込んでいく基幹産業でポートフォリオを組む
◎フィリピン株総合指数(PSEi)採用30銘柄や10大財閥銘柄を買う
◎10万円程度で主要株が全部買える
◎ドルコスト平均法も有効
◎高配当有力銘柄も多数あり
フィリピン現地の証券会社のメリット
◎約300銘柄の全上場株を買うことができる
◎売買手数料が安い