フィリピンの不動産投資の失敗例|失敗しないためのコツも解説
投資
投資には、100%確実に成功するというものはありません。
フィリピンの不動産投資でも失敗はあります。
失敗例を知っておくことで、失敗を回避できる可能性が高まりますので、本記事では、この観点で記載していきます。
目次
フィリピンの不動産投資の失敗例
フィリピンの不動産投資の失敗例としては、以下のようなことがありますし、想定できます。どれも特にフィリピンの不動産投資に特有のものではなく、不動産投資全般に言える話しではありますが、フィリピンの事情に合わせて、記述していきます。
- 物件価値が下がる
- 賃貸がつかないい
- 物件が完成しない
物件価値が下がる
もちろんフィリピンの不動産でも、上がるものもあれば、下がるものもあるわけです。
それでは、不動産価値の上昇・下落の要因は、なんでしょうか?
以下の要因が大きいでしょう。
- 不動産が立地する場所の経済状態
- 不動産が立地する場所の人口および人口動態
- 不動産が立地する場所のインフラ整備状況
- マスタープランなどのしっかりした開発計画の有無
- 建物自体の品質
- 建物の維持管理の品質
- ブランド(有名ディベロッパーや5スターホテルブランドなど)
つまり価値が下がる不動産とは、上記が悪い物件です。
逆に価値が上がる物件は、上記が良い物件です。
賃貸がつかない
これについては、以下の要因が大きいでしょう。
- 人口そのものが少ない
- オフィス、工場、学校など職場が少ない
- 交通の便や下水設備など、不動産が立地する場所のインフラ整備状況が悪い
- 建物の維持管理が悪い
- 治安が悪い
物件が完成しない
これは、最も大きい失敗例であり、リスクですね。
ただ、私自身は、具体的にこのようなことに遭遇したり、遭遇した人をみたことがありません。
ですが、稀に都心部でも、建設中の建物が工事途中でストップした状態で放置されているのをみたことがあります。
ディベロッパーの資金がショートしたのか、土地の権利関係などで揉めたのか具体的な理由をしるよしもありませんが、こう言ったことが発生する可能性は、完全に排除できないのは事実です。
フィリピンの不動産投資に失敗しないためのコツ
前の項で、フィリピンの不動産投資の失敗例をいくつかの観点からみてきたわけですが、失敗をできるだけ回避する、リスクを低減する方法はありますので、記載していきます。
物件価値が下がるのを回避する
投資ですから、100%回避する方法はないことをご理解いただいた上で、フィリピン不動産投資において、これを回避するために重要なのは、以下の2つです。
- 良い立地
- 良いディベロッパー
1については、大枠では、マカティー、ボニファシオグローバルシティー(BGC)、オルティガス、ケソン、セブといったエリアです。
ただ難しいのは、上記エリア内ならどこでも良いという訳ではないので、注意が必要です。
同エリア内でも特に良い場所、まあまあ、あまり良くないなどありますので、これは現地を良く知る専門の会社にご相談されるのが良いでしょう。
2については、フィリピンでは、いわゆる株式上場しているような大手ディベロッパーが結構の数あります。
そして、この情報は公開されていますので、どなたでも確認できます。
これら上場ディベロッパーの物件であれば、概ね問題はないと考えられますが、建物の品質や管理の品質、ブランド力などに違いはあります。
また、上場していないディベロッパーでも実績と信用力のある良いディベロッパーも存在します。
証券取引所に上場しているディベロッパーは財務情報を開示しています。また、上場していなくても、過去の開発実績や評判をチェックすることで、ディベロッパーの質を見極められます。
ただ、実際には、一般の方々が上記を行うことは、容易ではありません。
ですから、現地を良く知る、現地の事務所を構える専門の仲介会社に、しっかり確認することが大切です。
賃貸がつかないを回避する
これに関しては、前述した賃貸がつかない要因がないかを、現地を良く知る不動産会社に確認することと、もし可能であれば、実際に現地に行き、自分の目で見ることも良いと思います。
物件が完成しないを回避する
これは、基本的には、”物件価値が下がるのを回避する”の中の”良いディベロッパー”のところで述べたことが当てはまります。
良いディベロッパーかどうかを、現地を良く知る、現地の事務所を構える専門の仲介会社に、しっかり確認することが大切です。
まとめ
本記事では、フィリピンの不動産投資の失敗例について、以下の内容を記述しました。
フィリピンの不動産投資の失敗例
- 物件価値が下がる
- 賃貸がつかないい
- 物件が完成しない
フィリピンの不動産投資に失敗しないためのコツ
- 物件価値が下がるのを回避するコツ
- 賃貸がつかないのを回避するコツ
- 物件が完成しないのを回避するコツ