フィリピン最強不動産ディベロッパー・アヤラランドの業績好調
ニュース記事
アヤラ・ランド社（ALI）は、2023年の純利益が強力な不動産需要と消費活動の増加に牽引され、24.5億ペソ（約55億円）と前年比32％増を達成しました。連結売上は18％増の1489億ペソに上昇しました。
同社の不動産開発収入は、安定した予約と住宅プロジェクトや販売用オフィスの完成の増加に牽引され、14％増の923億ペソに上昇しました。住宅予約販売は9％増の1139億ペソに増加しました。
ALIは2023年に759億ペソ相当の25のプロジェクトを立ち上げました。四半期単位では、同社は394億ペソ相当の14のプロジェクトを発表しました。これには、アヤラPremierのプロジェクトで、マカティ中心業務地区（CBD）のパークビラスや、既存のゲートコミュニティー開発の続編フェーズが含まれます。
同社のリーシングおよびホスピタリティ収入は25％増の417億ペソに上昇しました。ショッピングモール収入は31％増の211億ペソ、オフィスリーシング収入は6％増の118億ペソ、ホテルおよびリゾート収入は42％増の88億ペソに増加しました。
バタンガスのパドレ・ガルシアにある55ヘクタールのバタンガステクノパーク、パンパンガのアンヘレス市の32ヘクタールのセントラーラ、カビテのシランにある800ヘクタールのサウスモント、およびバタンガスのナスグブにある62ヘクタールのアリロなど、4つの新しいエステートを発表しました。
ALIは、最大500億ペソまでの債務資本を調達する計画を承認し、設備投資と償還期限の迫った債務を償還するために使用されます。
本記事は、下記ニュースを要約したものです。
今後長期にわたり高い成長が期待されるフィリピン経済の中で、資産価値の上昇が期待されるフィリピン不動産にご興味のある方は、以下の記事もご覧ください。
「海外不動産投資のやり方をゼロから解説！どんな人におすすめ？」
「フィリピンの不動産投資のやり方は？メリット・デメリットも解説」
慶応義塾大学経済学部卒業後、東急電鉄に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。（約15年）
その後は、コンサルティングファーム（アクセンチュア・ユニシス）や投資ファンド（三菱UFJキャピタル）などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施。現在、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産の販売やフィリピンへの事業進出のアドバイスを行っている。
- フィリピン、世界銀行の「ビジネス・レディ」（B-READY）報告書で上位20％入り目指す - 10/30/2024
- 2025年フィリピンのIPO予想 - 10/30/2024
- 小売財閥ロビンソンズ業績好調、株価上昇余地大 - 10/28/2024
