SM財閥がCREITに出資 発電所開発加速へ
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シティコア renewable エネルギー (CREC)は、不動産投資信託 (REIT) であるシティコエネルギーREIT (CREIT) の株式の一部をSM インベストメンツ (SMIC) に売却し、50億ペソ (約125億円) を調達したと発表しました。
調達した資金は、CRECが開発中の総出力1,583メガワットの太陽光発電プロジェクトに充当される予定です。
今回の取引では、CRECはCREITの発行済み株式総数の28.79%にあたる18億8,000万株を、1株あたり2.6534ペソでSMICに売却しました。CRECは依然としてCREITの32.88%の株式を保有しており、最大株主としての地位を維持します。
SMICは今回の投資について、再生可能エネルギー分野への進出と、自社のエネルギー需要との相乗効果を狙ったものであるとしています。
一方、SMICは今回の取引が自社の財務状況や事業運営に重大な影響を与えることはないとしています。
今回の取引は、SMグループが再生可能エネルギー分野への拡大を目指す姿勢を示すものとして、またCREITが再生可能エネルギー関連不動産投資信託最大手であることから、不動産事業との関連性も見て取れます。
CREITは取引に先立ち、ブロックトレイド (大量株式の売買) が成立したことを受け、株式取引を自主的に停止していました。取引再開は4月1日午前9時です。
CRECは当初3月に新規上場 (IPO) を予定していましたが、延期となり、現在は第2四半期中の上場を目指しています。上場にあたっては、最大で129億ペソ (約322.5億円) の資金調達を計画しており、29億株の新規発行に加え、オーバーアロットメント (引受超過) 分として4億3,500万株の追加発行も予定しています。
本記事は、下記ニュースを要約したものです。https://www.bworldonline.com/corporate/2024/03/27/584520/crec-raises-p5-billion-from-sale-of-shares-to-smic/
慶応義塾大学経済学部卒業後、東急電鉄に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。（約15年）
その後は、コンサルティングファーム（アクセンチュア・ユニシス）や投資ファンド（三菱UFJキャピタル）などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施。現在、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産の販売やフィリピンへの事業進出のアドバイスを行っている。
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