ロビンソンランドREIT資産拡大加速
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ゴーコングウェイ氏が率いる不動産デベロッパーのロビンソンランドコーポレーション (RLC) が保有するリート (REIT) である RL Commercial REIT, Inc. (RCR) の流通株式比率が、8.50 億ペソのブロックトレード実施後、33.86% から 49.95% に上昇しました。
今回のブロックトレードの決済は4月11日に行われる予定で、RLCは今後、売却した株式の proceeds (売却益) の使途について詳細な reinvestment plan (再投資計画) を提出する予定です。
RLCの社長兼CEOであるランス・ゴコングウェイ氏は、「RLCはRCRの主要株主として、RCRの既存の主にオフィスビルで構成される資産ポートフォリオを補完するような利回りの高い高品質の資産を注入することにより、RLCとRCRの両方にとっての株主価値を最大化させることで、RCRの成長を継続的に後押ししていきます。」と述べています。
RLCは今年、RCRに約250億ペソ相当の資産を注入し、RCRの総賃貸面積を約60%増やすことを計画しています。オフィスビルに加えて、商業施設、ホテル、倉庫などの資産もRCRに注入する予定です。
RLCは、主要都市の様々な資産クラスを組み入れることで、RCRの収益源を最大化し、継続的な成長を確保します。
RLCは、160万平方メートルの賃貸可能面積を持つ商業施設、27万平方メートルの賃貸可能面積を持つオフィスビル、26のホテル (客室数4,243室)、22万7,000平方メートルの賃貸可能面積を持つ物流施設を保有する投資ポートフォリオを持っています。
RCRは10の大都市に16の資産を保有しており、総賃貸面積は48万平方メートルとなっています。なお、RLCは2023年の連結純利益を24%増の120億6,000万ペソに伸ばしましたが、売上高は8%減の420億2,000万ペソとなりました。
本記事は、下記ニュースを要約したものです。https://www.bworldonline.com/corporate/2024/04/05/586156/robinsons-lands-reit-boosts-public-float-to-49-95-in-p8-50-b-block-sale
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