カーニバル・クルーズライン、今後10年で7隻の新造船を発表、フィリピン人乗員の採用拡大へ
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アメリカのクルーズ会社、カーニバル・クルーズラインは、今後10年間に7隻の新造船を導入し、そのために数千人のスタッフを雇用することを発表しました。その中にはフィリピン人乗員も含まれます。
同社は、マニラでの記者会見で、2025年1月にオーストラリアに2隻の新造船を追加することを明らかにしました。さらに、2027年と2028年には、最大6,600人の乗客を収容できる新型の大型船舶2隻が就航する予定です。また、2029年、2031年、2033年には、最大8,000人の乗客を収容できる同社史上最大の船舶の引き渡しを受ける予定です。
カーニバル・クルーズラインは、フィリピン人乗員のキャリアアップを支援するため、STIカレッジとフィリピン海事商船アカデミーと提携し、従来のエントリーレベルの職務を超えるための訓練プログラムを開始します。このプログラムを通じて、フィリピン人乗員は船長やチーフエンジニアなどの上級職を目指せるようになります。
同社はSTIの学生20人に奨学金を授与し、カリキュラムやトレーニングの作成に協力します。これにより、採用された乗員は必要なトレーニングをすでに受けているため、スムーズな船内勤務が可能になります。
従来、カーニバル・クルーズラインはイタリアやヨーロッパ出身の乗員に重点を置いていましたが、今回のフィリピンとの提携は新たな取り組みです。同社は、フィリピンが海事分野における人材が宝庫であると認識しており、デッキクルーや機関士の多くをイタリアやクロアチアから採用してきたこれまでの慣行を変えようとしています。
このパートナーシップにより、現在12,000人のフィリピン人乗員を雇用しているカーニバル・クルーズラインにおけるフィリピン人の存在感が高まることが期待されます。カーニバル・クルーズラインは、他の8つのクルーズラインとともにカーニバル・コーポレーション傘下にあり、合計で5万人のフィリピン人スタッフを雇用しています。
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