石炭鉱山会社セミララ鉱区拡張
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セミララ・マイニング(SMPC)、コンスンジ氏率いるこの鉱業会社がセミララ石炭鉱山複合施設の拡張に関する環境適合証明書(ECC)の改訂版を環境省(DENR)から取得したと発表しました。
ECCは、提案されたプロジェクトが環境審査を受け、重大な悪影響を及ぼすとは予想されないことを証明するためにDENRによって発行されるものです。今回の改訂により、SMPCは、エネルギー省(DoE)から同社に付与された13,000ヘクタールの石炭操業契約第5号内で、プロジェクト区域を4,369.25ヘクタールから5,221.75ヘクタールに拡張することが可能になります。
SMPCは、今回のECC改訂により、現在操業中のナラ鉱山に加えてアカシア鉱山を含めることで、操業を維持できると述べています。また、オープンピット採掘方法を用いて、2025年から2027年までの年間生産量の上限を1,600万メートルトン(MMT)から2,000万メートルトンに引き上げることが認められています。
SMPCは、今回の改訂が現在の操業を支援し、DoEによって承認された鉱山計画と一致していると述べています。同社は2025年に69億ペソの設備投資を予定しており、その大部分が石炭事業に割り当てられる予定です。
SMPCの第1四半期の純利益は、石炭販売価格が正常化したことで33%減の44億ペソとなりましたが、電力部門の好調な業績によって一部相殺されました。SMPCは国内最大の石炭生産者です。フィリピン全土の発電所、セメント工場、その他の産業施設に燃料を供給しており、中国、韓国、ブルネイを含む市場に輸出も行っています。
総評
SMPCがDENRから石炭鉱山拡張の承認を得たことは、同社の将来の生産能力と事業継続性にとって重要な進展と言えます。これにより年間生産量が増加します。今回の承認は、国内のエネルギー需要を満たす上でSMPCが果たす役割の重要性を示唆しています。
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