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PH1ワールド、主力プロジェクトの好調な需要に支えられ2024年販売実績が倍増

ニュース記事

建設大手メガワイドの子会社である不動産開発部門、PH1ワールド・デベロッパーズ社は、2024年の年間販売実績が従来の予測を大きく上回る見込みであると発表しました。今年1月から9月までの9ヶ月間の販売実績は、前年同期の15.9億ペソから倍増以上の33.8億ペソへと急伸しました。この好調な中間期の結果から、PH1は通年の販売目標を確実に超過する可能性が高いと見ています。

この目覚ましい成長は、主にカビテ州で展開されている住宅プロジェクトに対する市場の強い需要に牽引されています。今年立ち上げられたコンドミニアム「Lykke Kondo」は予約販売で10億ペソを計上し、「One Lancaster Park」も約20億ペソを売り上げ、二大プロジェクトが売上を大きく牽引しています。

PH1のジジ・G・アルカンタラ社長は、この成功は戦略的な立地選定に加え、親会社メガワイドのミッションを体現した「真のファーストクラスの生活体験」を提供する独自のビジョンが市場で評価された結果であると強調しています。

また、同社の今後の収益基盤も強固です。2024年9月末時点で、未計上収益(Unbooked Revenues)として約101.6億ペソを保有しており、既存プロジェクトの未販売在庫の価値も200億ペソ以上に達しています。この強固なパイプラインにより、PH1は来年度以降、メガワイドの連結収益と純利益に対し、より重要な貢献を果たすことが期待されています。

一方で、親会社メガワイド・コーポレーションの上半期連結収益は前年同期比で23.6%減の87.8億ペソに落ち込みました。これは、主要部門である建設セグメントの不振によるものです。この状況下で、PH1の不動産部門の急成長は、グループ全体の将来的な業績を押し上げる鍵となる可能性が高いと見られています。

総評:

PH1ワールド・デベロッパーズは、カビテ州での好調なプロジェクト販売により、親会社メガワイドの業績を支える成長エンジンとなることが期待されます。戦略的な立地と独自の「ファーストクラスの生活」という付加価値提供が、市場での成功要因です。同社が持つ巨額の未計上収益と在庫は、今後数年間のメガワイド・グループの安定した財務基盤を確保するでしょう。

https://www.bworldonline.com/corporate/2025/10/23/707341/ph1-may-top-2024-sales-performance

家村 均