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フィリピンの新車販売台数・引き続き堅調。2024年1月に対前年15.5%増加

ニュース記事

フィリピンの自動車市場は、新車販売が2024年1月に15.5%増加したと、CAMPI(フィリピン自動車メーカー協会)とTMA(トラックメーカー協会)の共同報告書で発表されました。
この成長は、新しい車種の発売や電気自動車(EV)の普及の拡大が影響しています。具体的には、前年同月比で29,499台から34,060台に増加しました。一方、月間では通常需要が高まる12月の39,153台から13%減少しました。
CAMPIは、2024年をポジティブなビジネスと消費者の信頼の見通しでスタートし、新モデルの導入やEVの拡大は、自動車市場が強力で活気のあることを反映しているとしています。インフレリスクや増税などの課題があるものの、見通しは依然としてポジティブとしています。
この報告書では、2024年の販売見通しも提示され、過去の成長に基づいて2024年は468,300台の販売台数が見積もられています。これは、2023年の429,807台から9%の増加です。また、2024年の後半に予定されている第9回フィリピン国際モーターショー(PIMS)が販売をさらに推進することが期待されています。自動車ショーは通常、販売を刺激するため、2024年の実績はCAMPIの初期の予測を上回り、50万台に達する可能性があるとみられています。
今年後半にはインフレの沈静化により借入金利の低下が自動車需要を刺激する可能性があります。フィリピン中央銀行は、2024年のインフレ率が3.6%になると予測しており、その上昇要因として交通、石油、食品、電力料金の価格上昇を挙げています。
全体的に見ると、フィリピンの自動車市場は好調であり、経済成長やEVなどの新技術の導入により、需要が堅調に推移しています。
これはフィリピンの経済がアジアで最も成長している国の一つであり、自動車市場もそれに追随して拡大していることを示しています。
また、フィリピンは自動車の販売と生産の伸びが東南アジアで最も高い国の一つです。具体的には、2023年には販売が21.9%、生産が19.7%も増加しました。
自動車メーカー別の市場シェアでは、トヨタが46.54%のシェアを獲得し、16,093台の販売で市場リーダーの座にあります。次に、三菱自動車が6,085台の販売で21%の増加を記録し、フォードは2,466台の販売で17%の増加を達成し、3番目の位置につけています。日産は、2,463台の販売で31.2%の増加を記録し、4番目の位置にあります。スズキは1,485台の販売で0.6%の増加で5番手につけています。
日本車がフィリピンの自動車市場を牽引しています。

本記事は、下記ニュースを要約したものです。

Vehicle sales jump 15% in January

家村 均