フィリピンの通信会社グローブテレコム衛星通信を強化
ニュース記事
フィリピンの通信会社、GLOBE TELECOM, Inc.（グローブ・テレコム）の株価が先週上昇しました。これは、同社が資産をPhil-Tower Consortium, Inc.（フィルタワー）に売却し、Lynk Global, Inc.（リンク）とのパートナーシップを発表したことが要因です。
6月24日から28日の間に合計535,785株のグローブ株が取引され、総額11億ペソに達しました。この結果、グローブは先週の最も活発に取引された株のうち7番目にランクされました。今年に入ってからの株価は、22.1%上昇しています。
6/25、グローブはリンクとのパートナーシップを発表し、フィリピンの通信未開拓地域での衛星直通電話通信を評価することになりました。このプログラムは、従来のネットワークカバレッジがない地域にショートメッセージや緊急アラートを届けるために、リンクの低軌道衛星（LEO）を利用します。このパートナーシップはグローブの株価を押し上げ、投資家は衛星直通電話サービスに対する楽観的な見方を示しました。未開拓地域での接続性向上の可能性は、グローブにとって成長の機会を意味し、加入者数と収益の増加につながる可能性があると市場は見ています。
また、グローブは6/24に48の通信棟を7億1,000万ペソでフィルタワーに売却し、合計1,350タワーのうち1,148タワーを売却したことを発表しました。この取引はグローブの流動性と財務健全性を向上させ、投資家の信頼を高め、株価の上昇に貢献しました。この動きは、インフラストラクチャーを分離し、コア業務とパートナーシップに集中するという通信業界のトレンドに合致しています。
さらに、外国人投資家が少なくとも1億9,000万ペソ相当のグローブ株を買い越しており、これは同社の戦略的方向性に対する強い信頼を示しています。
グローブの第1四半期の収益は453.1億ペソで、前年同期の450.3億ペソから0.6%増加しました。しかし、会社の純利益は前年同期の72.5億ペソから6.1%減少し、68.1億ペソとなりました。
第1四半期の結果を受けて、市場のセンチメントはさらに改善し、証券会社による目標株価の大幅な上方修正が行われました。この再評価は、グローブの戦略的イニシアチブと成長見通しに対する信頼の高まりを示しており、投資家の関心を高め、株価の上昇を促しています。
グローブの第2四半期の収益が469.9億ペソに達し、年間収益が1,724億ペソに達すると見込むアナリストもいます。短期的には、すでに買われすぎの領域にあるため、一部の利益確定と短期的な調整が予想されます。
本記事は、下記ニュースを要約したものです。
フィリピンへの投資を検討している方におすすめのセミナー
今、世界中の投資家やビジネスマンから最も熱い視線を注がれているフィリピンですが、
何故そんなに注目されているのか？
経済成長がすごいと聞いたが、実際どのくらいのポテンシャルがあるのか？
など、気になる方が多くいると思います。
そんなフィリピン経済の実態と、これからの成長見通しを詳しく解説している
フィリピンへの投資や進出を検討している方必見のセミナーを開催しております。
また、どんな時でも入国できて、期限関係なく住めて、仕事したり、遊んだり、
日本からたった4時間ちょっとで行ける、そして資産も持てる国フィリピンで、
永住権をお探しの方必見のセミナーも開催しています。
慶応義塾大学経済学部卒業後、東急電鉄に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。（約15年）
その後は、コンサルティングファーム（アクセンチュア・ユニシス）や投資ファンド（三菱UFJキャピタル）などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施。現在、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産の販売やフィリピンへの事業進出のアドバイスを行っている。
- フィリピン最大の電力会社Meralcoのフランチャイズ契約25年間延長へ - 11/19/2024
- オンライン決済サービス”GCash”でフィリピン国債購入 〜GBondsを導入へ〜 - 11/19/2024
- マニラウォーター好調な業績でROEの回復が加速 - 11/18/2024
