フィリピン市場へ海外投資マネーの流入が急増
ニュース記事
フィリピン中央銀行(BSP)の発表によると、7月にはフィリピンへの外国からの投資が増加しました。これは、政府の債券への投資が増えたことが主な要因です。
中央銀行に登録された外国投資の取引は、7月に13億8000万ドルの純流入となりました。これは、前年の同月と比較して増加しており、6月の純流出から状況が一転しました。
外国のポートフォリオ投資は、簡単に国に出入りできることから、「ホットマネー」と呼ばれています。
BSPのデータによると、7月の総流入額は、6月と比較して大幅に増加し、24億3000万ドルとなりました。前年同月と比較しても、54.3%の増加となっています。
投資の大部分(71.3%)は、フィリピンペソ建ての政府債券に振り向けられました。残りの部分は、フィリピン証券取引所に上場している企業、主に銀行、財閥、不動産、運輸サービス、食品・飲料・タバコなどの企業の株式に投資されました。
7月の投資は、主にイギリス、アメリカ、シンガポール、ルクセンブルク、ノルウェーからのもので、総流入額の93.7%を占めました。
一方、外国からの投資の流出額は、6月と比較してわずかに減少しましたが、前年同月と比較すると大幅に増加しました。アメリカが、流出額の約半分を占めています。
今年7か月間の期間では、短期的な外国投資は14億6000万ドルの純流入となり、前年同期と比較して大幅に増加しました。
7月の純流入額が増加したのは、先進国のマクロ経済指標が改善し、投資家の信頼感が高まったためと見られています。
フィリピンの第2四半期の経済成長率は、過去5四半期で最も高い6.3%を記録しました。
米連邦準備制度理事会とBSPがより緩和的な金融政策を示唆しているため、投資活動が活発になると予想されています。
米連邦準備制度理事会は、年内に利下げを行う可能性があり、これに伴い、フィリピンの債券市場や株式市場が上昇する可能性があります。
BSPのリモロナ総裁も、第4四半期にさらに利下げを行う可能性を示唆しています。
BSPは、外国のポートフォリオ投資が、年末までに31億ドルの純流入で終了すると見込んでいます。
フィリピンへの投資を検討している方におすすめのセミナー
今、世界中の投資家やビジネスマンから最も熱い視線を注がれているフィリピンですが、
何故そんなに注目されているのか?
経済成長がすごいと聞いたが、実際どのくらいのポテンシャルがあるのか?
など、気になる方が多くいると思います。
そんなフィリピン経済の実態と、これからの成長見通しを詳しく解説している
フィリピンへの投資や進出を検討している方必見のセミナーを開催しております。
また、どんな時でも入国できて、期限関係なく住めて、仕事したり、遊んだり、
日本からたった4時間ちょっとで行ける、そして資産も持てる国フィリピンで、
永住権をお探しの方必見のセミナーも開催しています。
- フィリピン最大の電力会社Meralcoのフランチャイズ契約25年間延長へ - 11/19/2024
- オンライン決済サービス”GCash”でフィリピン国債購入 〜GBondsを導入へ〜 - 11/19/2024
- マニラウォーター好調な業績でROEの回復が加速 - 11/18/2024