アヤラ・ランド・プレミア、マカティーに超高級マンション「ローリアン・レジデンス」を発売
ニュース記事
フィリピンの大手不動産開発会社であるアヤラ・ランド・プレミア(ALP)は、マカティ市に新たな超高級住宅開発プロジェクト「ローリアン・レジデンス」を立ち上げました。このプロジェクトは、デラ・ロサ通り沿いの3,853平方メートルの敷地に建設される65階建てのタワーで、富裕層をターゲットとしています。
完成は2033年3月31日を予定しており、合計388戸のユニットで構成されます。ユニットの種類はスイート、バイレベル・ヴィラ、複数ベッドルームのユニットなど多岐にわたり、様々なサイズが用意されています。
開発には国際的なデザイン会社が協力し、持続可能性を重視した設計が特徴です。例えば、建物の環境性能を評価するEDGE認証の取得を目指しており、電気自動車(EV)用の充電ステーションや駐車スペースも備えています。アメニティはアヤラ・ランドのホスピタリティ部門によって管理されます。
この物件のロケーションは、マカティの中心業務地区へのアクセスが良好で、都市の洗練された生活と、周辺の緑豊かな空間への利便性を兼ね備えている点が強みです。
総評
今回のローリアン・レジデンスの発売は、アヤラ・ランド・プレミアが引き続きフィリピンの超高級不動産市場を牽引していく強い意思を示すものです。特に、マカティという一等地での開発は、希少性と資産価値の維持・向上に大いに期待できます。富裕層をターゲットとしているため、景気変動の影響を受けにくい安定した需要が見込める可能性があります。
また、環境認証やEV対応といったサステナビリティへの取り組みは、将来的な需要増加や、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資を重視する投資家からの評価に繋がり、企業価値を向上させる要素となり得ます。アヤラ・ランドのホスピタリティ部門によるアメニティ管理も、物件のブランド価値を高める重要なポイントです。全体として、長期的な成長と安定性を求める投資家にとって魅力的なプロジェクトだと言えます。
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