Globe Telecom、データ需要活況でQ1収益5%増も純利益20%減
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Globe Telecomは、2026年第1四半期の連結サービス収益を419.7億ペソと、前年同期比5%増と伸ばしました。主な原動力は、モバイルデータ収益の11%増で、全体のモバイル収益は299.7億ペソ(同6%増)となりました。データトラフィックは18%増の1,810ペタバイトに達し、1ユーザーあたりの月間データ消費量も12%増の約16ギガバイトです。また、ホームブロードバンド収益は61.8億ペソ(同6%増)、企業向けデータ収益も51.4億ペソ(同6%増)と堅調です。これらのデータ駆動型サービスが、サービス収益の91%を占めるまでに成長しました。
一方、持分純利益は55.5億ペソと、前年同期の69.8億ペソから20%減少しました。コア純利益は49.3億ペソと9%増ですが、純利益減は前年のMynt株希薄化やタワー売却によるワンオフ利益の不在、高い資金調達コストが主因です。EBITDAは221.7億ペソ(同7%増)、マージンは52.8%(前年52.1%)と改善。キャピタルエクスペンデチャ(設備投資)は127.4億ペソ(同51%増)で、91%がデータ関連に充てられました。Mynt(GCash)の持分利益も19億ペソ(同8%増)と貢献度が高く、税引前純利益の30%を占めています。
セグメント別では、モバイルがデータ需要で牽引、ホームブロードバンドはGFiberプリペイド加入者が100万人に達し、光ファイバーが収益の93%を占めます。企業部門はクラウドやサイバーセキュリティが成長を後押し。5G基地局は408カ所追加し、メトロマニラなどの屋外カバレッジは98%超です。ST Telemediaのデータセンターも2026年に30メガワット超を目指します。
経営陣は「データ駆動サービスが91%を占め、Myntの貢献も大きい」と強調。通期設備投資は10億ドル未満の見通しで、フリーキャッシュフロー維持とバランスシート強化を優先します。中東危機などのマクロ環境下でも、顧客体験向上とデジタル投資を継続します。
総評:
データ需要の強さが収益成長を裏付け、長期投資家にはポジティブですが、純利益減と高金利負担が短期懸念材料です。発表後株価は1.8%上昇の1,700ペソで反応は穏やか。データ・フィンテック中心の戦略が奏功すれば、上昇余地ありそうです。
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