フィリピン移住の条件とは?永住権の取得はできる?ビザの特徴を紹介

フィリピンに限ったことではありませんが、海外に住む場合には「ビザ」が必要になります。 ビザとはつまり「ビザがある期間はこの国に滞在して良いですよ」という許可証のことです。 「フィリピン移住」にもビザが必要になるのですが、取得すべきビザは目的によっても異なります。 ▼この記事の内容・フィリピン移住に必要なビザとは?・移住ビザごとの取得条件・フィリピン移住のメリットとデメリット フィリピンは日本から比較的近い外国であり、人と土地環境どちらもあたたかい英語圏であることからも、移住先として人気があります。 移住のためのビザは複数あるのですが、まずは自分にあう移住ビザがどれかを見極めなくてはいけません。 この記事を執筆しているのは、フィリピン移住やフィリピン留学のビザサポートをおこなう弊社「一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティング」です。 日頃から多様な種類のビザ取得をお手伝いしているなかで、人それぞれにあうビザを見極めながら、必要な準備をおこなっています。 >>一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングにビザの相談をする この記事を読めば、フィリピン移住のためにいま取得できるビザの種類や、満たす必要のある条件がわかります。 ただし最終的にはビザを完全に独自で取得するのは難しいので、弊社のようなプロにお任せするのがおすすめです。 目次1 フィリピン移住の条件とは?ビザの種類を解説1.1 フィリピン移住のビザ条件①:ビザなし1.2 フィリピン移住のビザ条件②:観光ビザ1.3 フィリピン移住のビザ条件③:学生ビザ1.4 フィリピン移住のビザ条件④:永住ビザ(リタイアメントビザ・SRRV)1.5 フィリピン移住のビザ条件⑤:クオータービザ1.6 フィリピン移住のビザ条件⑥:結婚永住ビザ(13A)1.7 フィリピン移住のビザ条件⑦:特別投資家ビザ1.8 フィリピン移住のビザ条件⑧:APECO​特別永住権プログラム(ASRV・旧APRV)2 フィリピン移住のメリットとは?3 【まとめ】フィリピン移住の条件はビザによって異なる フィリピン移住の条件とは?ビザの種類を解説 フィリピン移住に必要なビザは下記の通りで、それぞれ取得条件が異なります。 ①ビザなし②観光ビザ③学生ビザ④永住ビザ(リタイアメントビザ・SRRV)⑤クオータービザ⑥結婚永住ビザ(13A)⑦特別投資家ビザ⑧APECO​特別永住権プログラム(ASRV・旧APRV) 移住したい期間や資産状況によって、どの選択肢が自分にとってベストかを判断しましょう。 フィリピン移住のビザ条件①:ビザなし フィリピンの滞在が30日間までであれば、日本人はビザなしで入国できます。 つまりパスポートさえあれば、それだけでフィリピンに入国することが可能です。 現地で就職をすることはできませんが、インターネット上で日本の仕事をする「ワーケーション」などにぴったりです。 観光をしながら働くスタイルで、30日間までの短期間をフィリピンで過ごしたいときには、ビザなしでお試し移住ができます。 フィリピン移住のビザ条件②:観光ビザ 30日以上の滞在をしたい場合には、移民局(イミグレーションオフィス)で延長の申請をすることができます。 最初の更新では59日間(3,030ペソ)、2回目以降は2ヶ月毎の更新(4,300ペソ)のすえ、最大で3年間の延長が可能です。 3年間の中長期移住までを検討しているなら、観光ビザを延長していくのが一番手間がかからないでしょう。 ▼観光ビザの条件・現地就労はできない・最大3年間の延長のために定期的な申請が必要・更新のつど更新費用がかかる・観光ビザへの切り替えには6ヶ月以上のパスポート残存期間が必要・移民局で手続きをする際には必要書類を用意する必要あり 現地での就労が認められていないため、完全オンラインで仕事ができることや、貯金がある必要があります。 手続きには指定の必要書類と更新費用を用意する必要があり、更新する回数によって異なるので、その都度確認してください。 フィリピン移住のビザ条件③:学生ビザ フィリピンの語学学校をのぞく、18歳以上の学生が学位を取得する場合に必要なビザです。 学生ビザの申請には9,720ペソの支払いと、必要書類を集める必要があります。 ▼学生ビザの条件・単位の取得が必要な場合に学生ビザを申請する・語学学校など単位取得目的でない場合は「特別就学許可証」が必要 ・学生ビザの取得に必要な費用は9,720ペソ・特別就学許可証の取得に必要な費用は4,020ペソ 語学学校では「特別就学許可証」が必要ですが、多くの場合に語学学校が代理で申請をしてくれるため、個人で必要な手続きはほとんどありません。 フィリピン移住のビザ条件④:永住ビザ(リタイアメントビザ・SRRV) 50歳以上の人限定で取得できる「リタイアメントビザ(SRRV)」は、年会費が360ドル(約4万円)かかるものの無期限に滞在できるビザです。 ただし、受託金を約220万円用意しなくてはいけず、不動産投資以外にはお金を引き出すことができません。 なお、ビザを放棄すると受託金はかえってきます。 ▼リタイアメントビザの条件・受託金220万円が必要・年会費が4万円かかる・受託金を投資に回すことは基本不可能・必要書類はすべて英語・結婚相手と21歳以下の子供も永住対象 今までは35歳以上がリタイアメントビザの対象となっていましたが、2021年5月17日以降は条件が変更されました。 50歳以上の生活を充実させたい人が対象となります。 フィリピン移住のビザ条件⑤:クオータービザ 日本・アメリカ・ドイツのパスポートを持つ人を対象に、各国50人だけに取得枠があたえられるビザです。 取得はかなり難易度が高く、1年以上をかけて取得を試みる必要があります。 … Continue reading フィリピン移住の条件とは?永住権の取得はできる?ビザの特徴を紹介