比オンラインカジノのDigiPlus,2025年大幅な設備投資増強
ニュース記事
デジタルエンターテインメント企業であるDigiPlus Interactive Corp.は、さらなる事業拡大を進めるため、本年度の設備投資（capex）に最大30億ペソを割り当てる予定です。これは前年の15億ペソから20億ペソの範囲だった予算を上回る額となります。
DigiPlusは、2024年に新たなゲームの提供を通じて登録ユーザー数を倍増させ、2023年の2000万人から4000万人以上に増加させました。
ブラジル市場への進出については、まだ設備投資総額を確定していないとのことです。同社は、ブラジル市場への参入の初期段階として、ライセンス取得および運営費用として6億6000万ペソを割り当てています。
DigiPlusのブラジルでの事業は、2025年末までに開始される予定で、まずはArena Plusプラットフォームを通じたスポーツベッティングに焦点を当てる計画です。また、同社はブラジル市場における地元企業との提携の可能性を模索しており、そのためにブラジルの投資銀行と連携し、適切なパートナーを探している段階です。
2024年1月には、DigiPlusの子会社であるDigiPlus Brazil Interactive Ltda.が、ブラジル財務省の賞金・賭博局（Secretariat of Prizes and Bets）からゲーミングライセンスを取得したと発表されました。このライセンスにより、同社はブラジル国内で、リアルおよびオンラインのスポーツベッティング、電子ゲーム、ライブゲームスタジオを運営することが可能となります。
DigiPlusは、人口2億人以上を抱えるブラジル市場のポテンシャルを活かし、近年進んでいる同国のゲーミング市場の自由化を事業成長の機会と捉えています。
https://www.bworldonline.com/corporate/2025/02/17/653434/digiplus-earmarks-up-to-p3b-for-2025-capex/
今後長期にわたり高い成長が期待されるフィリピン株にご興味のある方は、以下の記事もご覧ください。
慶応義塾大学経済学部卒業後、東急電鉄に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。（約15年）
その後は、コンサルティングファーム（アクセンチュア・ユニシス）や投資ファンド（三菱UFJキャピタル）などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施。現在、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産の販売やフィリピンへの事業進出のアドバイスを行っている。
- 比不動産開発大手アヤラ・ランド、2024年過去最高売上＋2025年設備投資大幅拡大 - 02/21/2025
- 2024年、OFW からの送金額が過去最高に - 02/19/2025
- フィリピン政府、自動車産業活性化のための支援策の導入へ - 02/19/2025
