フィリピン政府、再生可能エネルギー比率を2040年までに50%に!
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フィリピンでは、風力および太陽光発電資源が国のクリーンエネルギーへの移行を推進するとされ、送電インフラの強化が必要であると強調されています。
ACENは、フィリピンの地熱ポテンシャルだけでは5,000メガワット(MW)の再生可能エネルギーのギャップを埋めることは難しいとし、多くは太陽光と風力によって駆動されるとしています。フィリピンは18,000 MWの再生可能エネルギーを建設する必要があると指摘しました。
また、2023年以降において、国内の需要成長率が年平均5-6%で推移しており、毎年約1,000 MWの新しい容量を構築する必要があると述べました。今後7年間およびそれ以降には、太陽光と風によって駆動される約6,000 MWのクリーンな容量を構築する必要があると述べました。
ACENは、合計1,100 MWの太陽光および風力発電プロジェクトを建設中で、そのうち700 MWが次の3~6ヶ月で運用を開始する予定です。現在、ACENはフィリピン、ベトナム、インドネシア、インド、オーストラリアにまたがる約4,430 MWの発電容量を有しています。
一方、Aboitiz Powerは、2030年までに9,200MWの目標の正味属性容量と、REと熱源のポートフォリオの50:50のバランスを掲げています。
2022年末時点で、再生可能エネルギーはフィリピンの発電ミックスの約22%を占めていました。政府は2030年までにその割合を35%、2040年までに50%に増やすことを目指しています。
”国策に売りなし”という投資の格言がありますが、フィリピン政府の再生可能エネルギー導入政策に則った事業を行っている企業は、要チェックですね。
本記事は、下記ニュースを要約したものに、投稿者の意見や見方を加筆したものです。
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