フィリピンのグローバル港湾運営会社ICTSIが豪州とパプアニューギニアの港湾設備を拡張
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国際コンテナターミナルサービス(ICTSI)は、メルボルンの港の拡張と南太平洋国際コンテナターミナル(SPICT)での最大の船舶の運航に関するニュースで株価が上昇し、先週最も活発に取引された株となりました。
11月28日から12月1日までの期間に、ICTSIは最も取引の活発な株で、1055万株が23.2億ペソで取引されました。ICTSIの株価は、年初来では、株価は9.9%上昇しています。
先週の株価の主な要因は、同社がパプアニューギニアに寄港する最大の国際船舶に対応したとの発表でした。これにより、SPICTはパプアニューギニアおよび太平洋諸島地域で史上最大のボックスシップの迎え入れることに成功し、市場はこれを肯定的に受け入れました。
また、ICTSIは先月、オーストラリアのヴィクトリア国際コンテナターミナルの拡張が年末までに完成すると発表しました。メルボルンのVICTの3Aフェーズは今月中に完成する予定で、これによりVICTはより大きな船舶に対応できるようになります。
このプロジェクトは2億3500万オーストラリアドルで、2つのフェーズに分かれています。3Aフェーズでは、ターミナルの容量が30%増加し、125万TEUになります。同社は、VICTの拡張には3つの追加ストレージブロック、6台の自動コンテナキャリア、および6台の自動スタッキングクレーンが含まれると述べています。
このような開発は、同社が港湾運用能力を拡大し、事業範囲を広げるのに役立ち、持続的な収益成長に寄与するとされています。
ICTSIの3Qの純利益は0.05%上昇して1億7074万ドルに達し、連結売上は3.2%増の5億9488万ドルになりました。また、1月から9月の期間では、利益は4.2%増の4億8454万ドルに上昇し、連結売上は7.3%増の17億6百万ドルに増加しました。
本記事は、下記ニュースを要約したものです。
https://www.bworldonline.com/corporate/2023/12/04/561196/ictsi-rises-on-port-expansion-news/
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