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マニラウォーター・業績好調+事業拡大、割安か?

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水道規制当局 (MWSS) は、2027年までの MWC の料金値上げを承認し、規制リスクが低減しました。

MWC は今年約 18%、来年は約 8% の値上げを行う予定です (2023 年第 3 四半期には約 38% の値上げを実施)。

この値上げは、MWC が商業・産業向け需要に牽引され、管轄区域 (イーストゾーン) 全体の水消費量が回復することを見込んでいる時期に行われます。現在の水消費量は依然としてコロナ前の水準を下回っており、2018 年の 90% 程度にとどまっています。

アングダムの現在の容量は 16 億リットル (予備供給量 4 億リットル/日) であり、イーストゾーンの平均水消費量 (1.4-1.5 億リットル/日) を支えるのに十分なはずです。しかし、MWSS とともに将来の水供給の持続可能性を確保するためのマスタープランを作成しており、最大 32 億リットル/日までの能力増強を目標としています。

ABCは、MWC のフェアバリューを 1 株当たり 26 ペソ (約 37% の潜在的な上昇余地) と見積もっています。これは、(1) 1 倍の負債/自己資本比率という強固なバランスシート、(2) 今年 6.7% に達する可能性のある比較的高い配当利回り、(3) 2024/25 年の 15%-16% の EPS 成長、(4) イーストゾーン外へのさらなる潜在的拡大、という 4 つの要因に裏打ちされたものです。
これは、1 株当たり 27.98 ペソというアナリスト平均の目標値よりも保守的です。

この銘柄は、市場や同業他社の大半が年初来上昇しているにもかかわらず、市場に後れを取っています。Maynilad や Prime Infra の潜在的な新規上場 (IPO) からセンチメントが後押しされる可能性があります。

また、市場はまだ「ラゾン・プレミアム」を織り込んでいません。これらの要因は、流動性懸念を部分的に相殺するのに役立つはずです。

本記事は、フィリピンの証券会社・ABキャピタル証券の20240229のレポート・ The Opening Bellから抜粋、要約したものです。

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家村 均