HOTEL101、 F1スペイングランプリの公式ホテルパートナーに選定
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HOTEL101 Global Pte. Ltd.は、スペイン・マドリードで進行中のプロジェクト「Hotel101-Madrid」が、2026年から2035年までのF1スペイングランプリの公式ホテルパートナーに選定されたと発表しました。これは、世界的なスポーツホスピタリティ企業であるMATCH Hospitalityとの間で、6月6日に締結された10年間の契約に基づくものです。
MATCH HospitalityはF1スペイングランプリの公式ホスピタリティ提供企業で、過去にはFIFAワールドカップやF1イギリスグランプリなどの大規模スポーツイベントでもホスピタリティプログラムを運営してきた実績があります。同社はスペイングランプリに対して4億ユーロの投資を行っています。
今回の提携により、Hotel101-MadridとMATCH Hospitalityは、2026年からのF1イベントに参加する観客に対し、VIPホスピタリティとの連携を図りながら、プレミアムな宿泊体験を提供することを目指します。Hotel101 Globalの最高経営責任者（CEO）であるハンナ・ユロ＝ルッチーニ氏は、このパートナーシップについて「Hotel101を世界的なホスピタリティブランドへと成長させるための重要なマイルストーン」と位置づけています。
現在建設中のHotel101-Madridは、マドリードのバルデベバス地区にある6,593平方メートルの敷地に位置し、客室数は680室を予定しています。ホテルの完成は2025年第4四半期を予定しており、2026年6月に初開催となるマドリードグランプリに合わせて開業する計画です。施設には、終日営業のレストラン、プール、ジム、子供向け遊び場、24時間対応のフロント、ビジネスセンター、会議室などの設備が整い、独自のアプリを通じて、デジタルチェックインやパーソナライズされたサービスリクエストなど、シームレスなゲスト体験を提供します。
また、Hotel101 Globalは今月中にナスダック証券取引所への上場を予定しており、6月2日に米証券取引委員会（SEC）からForm F-4の有効認定を受けています。上場後は「Hotel101 Global Holdings Corp.」として「HBNB」というティッカーシンボルで取引される予定です。これにより、Hotel101はナスダックに上場・取引される初のフィリピン資本の企業となります。
総評：
Hotel101はMATCH Hospitalityとの提携により、世界的なスポーツイベントであるF1を通じて国際的なブランド価値の向上を目指しています。マドリードでの大型ホテル開発とナスダック上場は、グローバル市場への本格的な進出を意味します。今後の成長戦略と市場の反応に注目が集まります。
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急電鉄に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。（約15年）
その後は、コンサルティングファーム（アクセンチュア・ユニシス）や投資ファンド（三菱UFJキャピタル）などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施。現在、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産の販売やフィリピンへの事業進出のアドバイスを行っている。
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